| 選手権兵庫大会初戦まであと14日、そして大会まで残りの練習試合は8試合(Aチーム)です。今朝、いつもお世話になっている大学の監督さんから次のようなメールを頂きました。監督さんは、県内の公立高校ご出身です。大会直前のミーティングで、チームが何を目指し、個々がどの様な役割に徹するのかを明確にしていく。 強豪校に勝つための、まさに【弱者の戦法】です。我々が今まで取り組んできたことが満載です。 高校時代、この大会直前に、僕は、県立○○チームのメンバーとおおもめにもめました。当時、3年生のレギュラーは2人、一年生が5番バッターで1人。あとはすべて2年生でした。腐っている3年生は、日ごろから本気で練習していない・・・なのに試合に出たいといってくるんです。僕は激怒して、プロセスの足りないやつが試合に出れるわけが無いと言い放ちました。同期はくだらない見栄だけはあって、がんばっている下級生に不満しか言いません。「下らない」そう思いましたが、4番の捕手がけだるい同期に同調したために、ミーティングが崩壊しました。それでも、このメンバーで戦うしかないですし、若いチームゆえにそれぞれの「役割」が明確でないと勝てない、そう思っていましたから、冷静になって、もう一度自分たちの勝ちパターンを話し合い、大会に臨みました。先発は2年生のアンダースローで5回まで。その後は一年生でアウトコーナーのみの投球でにげきる。135km/hとコントロールのよさで絶対にしのげる。打者は1番が序盤に必ず出塁し、2番が送る。盗塁をはさんで、スクイズもしくは、ヒットで1点。終盤は必ずスクイズで得点する。守備はほぼ完璧でエラーはないと確信。1点差で勝つときめました。籤運もありました。ですが、準決勝までのすべてのゲームで先制して勝ちましたが、その得点はすべて1番打者の○○が出塁後のゲームメイクとなりました。つまり、2番3番の役割は明確で、簡単に打ち上げたり、弱い打球は打つことはなく、しっかり送りバンドもできていました。エラーは、捕手とセカンド(3年生の2人)の2つだけです。盗塁は、僕だけで8-10はしているとおもいます。1つの試合で3盗塁を2回はしているので・・・もっと走ったかもしれません(忘れています)ほとんどみんな走れましたので、チームで30盗塁したとおもいます。
勝ちに不思議の勝ち無しです。勝つための手順とはこれを言うのだと思います。
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