| 2016/04/01(Fri) 00:20:55 編集(管理者)
【終わりが始まり】私の好きな言葉です。尼崎小田高校の監督は本日で終わりました。しかし、明日から新しい監督人生の始まりはありません。西宮南高校で高校野球の指導が始まりました。コーチとして選手と一緒に動き、ベスト4進出、準決勝は後にメジャーリーガーとなる、長谷川滋利投手を擁する東洋大姫路高校に延長で惜敗しました。「甲子園」という目標がはっきりと見えた瞬間です。川西明峰高校で念願の監督に就いたときは、身震いしたことを覚えています。若気の至りで随分と無茶もしましたが、秋季県大会ベスト8、翌年の秋季県大会で優勝し、その勢いで選抜大会にも出場できました。その後、高校時代の恩師の定年退職に伴い市立西宮高校に赴任し、「母校で甲子園」という夢を叶えるチャンスが訪れました。低迷期が長かった母校を勝たせるのは想像以上に時間が掛かりました。結局、「兵庫県21世紀枠推薦校」で終わり、夢を現実に変えることはできませんでした。そして、野球環境に恵まれている尼崎小田高校に転勤の話があったときは、随分と悩みましたが「最後のチャンス」と思い6年前に赴任しました。ハード面だけではなく、ソフト面でも恵まれていることに転勤して気づきました。しかし、一昨年の秋季県大会ベスト8止まりで、甲子園出場の夢は叶いませんでした。しかし、私がお世話になった学校で、大勢の部員や保護者と巡り会うことが出来ましたことは、何事にも変えられない素晴らしいご縁をいただきました。【人を育てながら、甲子園に拘る】ことの難しさとやり甲斐はやった者にしか分かりません。だから、命がけで高校野球に取り組むことができるのだと思います。本日で野球部の監督は終わり、次の監督の始まりはありませんが、別の形で生徒を育てていくことが、これからの仕事だと捉え、明日から新天地で生徒と向き合っていこうと考えています。「ファンを作れ」と部員たちには言い続けてきました。明日から、【小田高野球部の熱烈なファン】として、見守っていくことになります。お世話になった方々、本当に有り難うございました。感謝合掌
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